テレビの中で大きく口を開けて笑っている芸能人はみんな歯がキレイです。
勿論、人によっては自分自身の歯だと思いますが、結構あり得ない位の白さを見かけます( 笑)
実はセラミックの白さの賜物です。
最近はセラミック製の包丁や腕時計の部品にも使われていますが、そもそも「セラミック」ってなんでしょうか?
セラミックとは、陶材の一種です。つまりお茶碗と同じような陶器で自然の歯に近い色ツヤを持ち、一般の治療に使用されるレジン(プラスティックの様な合成樹脂)よりも色調や透明度、耐久性の面で優れています。
また、透明度が高いため、より自然な白さを再現できるなど、審美性(見た目のキレイさ)が高いのが特長です。
そしてセラミックにも種類があります。
歯科治療ではジルコニア、ニケイ酸リチウムが主流ですが、それぞれ特徴が異なります。
特にジルコニアは非常に固い材料でその硬さは金属以上です。
何故そんなに丈夫なのか?
植物でたとえるなら「ジルコニア」は「竹」のような感じです。
竹は外はとても固いのに全体では「しなり」ます。
ジルコニアもミクロのレベルで同じ作用を持つためとても丈夫であると言われています。
歯科医療の長い歴史の中でジルコニアは比較的新しい材料です。
しかし、歯科治療で用いられる以前から人工ダイヤモンドとして一般的に広く使われていました。
もしかしたら今、身の回りにある「えっ!そんな材料が!?」
というものが急に歯科材料となるかもしれません。