入れ歯を極める
こんにちはウニクス川越歯科です。
先日、日本臨床歯科補綴学会に田岡先生と衛生士塩崎さんと参加してきました。
日本臨床歯科補綴学会とは私の師匠である日本歯科大学の教授である小出 馨先生のもと、患者さんの生活の質や人生の満足度に大きく影響する顎口腔系を長期的、健康に維持できるよう、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が垣根を超えて意見交換し合い研鑽を積む為の学会です。
初めて受講した時には小出先生のお人柄やそれに賛同し集まる仲間たちの真剣さに圧倒されたのを覚えています。もう7年前のことなのだとあらためて思い返します。
7年前参加した時に一緒に参加していた福島県の先生がこんな話をした事を覚えています。
被災地にボランティアの歯科医師として参加したら、とんでもない状況を目の当たりににした。
被災者の使っている入れ歯の「酷さ」である。
何年も作り変えていない為全くフィットしていない入れ歯
折れたり割れたりしながらも使用されている入れ歯
カビだらけでとても見られたものじゃない入れ歯
その先生は酷くおち込んだようです。
「これは歯科医師の責任だ」
こんな状態なっても受診しないのは患者が歯科医療を「諦めている」結果だと。
入れ歯は所詮そんなものだと諦められ、しっかりと定期検診にも行く事なく数年~数十年と一切調整なしに使われる。
私たち開業医は困ってSOSを出してくれる患者さんを診る事は出来ますが実際にはどの位の人がそんな状況に気がつかずにいるのでしょう??
入れ歯諦めていませんか?
ご家族などでしばらく受診していない方はいらっしゃいませんか?
お知り合いに入れ歯で困っている方はいませんか?
私たちはそんな状況のお手伝いをいたします。
ご相談ください。
ところで、、、。
補綴学とは歯を失ったところに人工の歯を補う学問で入れ歯やブリッジ、インプラントなどもこの分野に入ります。
現在日本の高齢化率は27.7%と諸外国に比べて非常に高く、その65歳以上の人口は3515万人となります。
歯は消耗品で一度失うと二度と手に入る事はありません。
補綴処置が必要な人口はこの先増え続けていきます。
入れ歯の厚みを金属を使用する事で限界まで薄くさせ装着感を向上。
見える部分には金属を使用しないため審美性に優れる。金属床義歯
見える部分の金属は使用せずに審美性に優れる義歯