ホワイトニング
白くなる歯磨き粉では白くならない歯のくすみ
ホワイトニングをしてはいけない代表例
- 虫歯がある方:薬剤によってしみたり、悪化させてしまう可能性があります。
- 妊娠している方:薬剤が胎児に影響することはありませんが体内のホルモンバランスが崩れているため、体調に影響がでる可能性があります。
- 歯周病の方(歯石、着色の強い方):歯茎がはれたり、下がってしまっている場合、優先すべき順番は歯周病の治療になります。
- 嘔吐反射のつよい方:マウスピースを装着できない可能性があります。
- 先天的な歯の着色のある方:幼少期にテトラサイクリン系抗生物質の薬を飲んでいて、歯がグレーになっている場合などは歯の形成時に色素が沈着してしまっているため、効果を実感できません。
ホームホワイトニング
特長
歯科医院で型どりを行い専用のマウスピースを製作しそこに御自身で薬剤を入れ、1日2時間ほど装着するだけの非常に簡単なホワイトニング方法になります。
ご自宅で自分のペースで行うことが出来るのが最大の特徴です。
必要な時間と期間
1日2時間を約2週間続けることで、少しずつ白さを実感できます。
しかし、しばらくホワイトニングを行わないと歯の色は戻ってきますので、気になり始めたら再度行います。二回目以降は初回に比べ、効果を実感しやすいので、効果が分かりやすいと思います。
実際の流れ
歯科医院で行う手順
- 1問診
お口の中全体をチェックし気になる所を問診します。
- 2クリーニング
しっかりとクリーニングを行い歯の表面の着色や歯石を取ります。
- 3歯の色を確認
ホワイトニング前の歯の色を確認します。
- 4型取りとトレー作製
型をとりホワイトニングトレーを作成します。
- 5薬剤をお渡しして使い方を説明
完成したトレーと薬剤をお渡しし、使い方を説明します
自宅で行う手順
- 1歯磨き
きれいに歯磨きをします。
- 2薬剤をいれる
ホワイトニングトレーに薬剤を少量(歯の先端1/3程度)入れ装着します。 ※薬剤があふれたらティッシュなどでふき取りましょう。
- 3装着
一日一回2時間を目安に装着してください。
- 4トレーをはずす
2時間後・・・トレーを外し、お口を良くすすいで軽く歯を磨いてください。トレーは水で良く洗って乾燥させるように保管しましょう。
- 5歯医者さんで確認
1週間後に歯医者さんでしみたり痛みがないか確認します。 ホワイトニングの効果を確認するため写真を撮って前回の写真と比べます。
オフィスホワイトニング
特長
歯科医院で行う歯のホワイトニングで歯に直接薬剤を塗布し、特殊な光を当てて歯を漂白していく方法です。1回目の処置でホワイトニングの効果が出るので早く歯を白くしたい方にはおすすめの方法になります。 オフィスホワイトニング後の白さは徐々に戻ってしまうために、ホームホワイトニングを併用するダブルホワイトニングにより効果の持続が期待できます。
必要な時間と期間
歯科医院で行い、1回の時間は30分から1時間です。 1回のホワイトニングでも効果は期待できますが、しばらく時間が経つと歯の色は戻ってきますので、気になり始めたら再度行ったり、ホームホワイトニングを並行して行うことで白さをより長く維持できます。 実際の流れ(①~③はホームホワイトニングと同様です)
- 1.チェック
お口の中全体をチェックします。
- 2.クリーニング
しっかりとクリーニングを行い歯の表面の着色や歯石を取ります。
- 3.確認
ホワイトニング前の色を確認します。
- 4.歯肉保護
歯ぐきを保護してから歯に薬剤を塗布します。
- 5.照射
光を照射して薬剤を反応させます。
- 6.手順を繰り返す
よく薬剤を洗い流し再度薬剤を塗布しこれを繰り返します。
ホワイトニング後の注意点
歯の表面を覆っている被膜(ペリクル)は、ホワイトニングで一度除去されますが、約24時間かけて元に戻ります。それまでは色の濃い食べ物、飲み物は控えてください。 ①禁煙してください。 ②色の濃いものをさけてください。 コーヒー、紅茶、コーラ、赤ワイン、ジュース類や ヤキソバ、カレーライス、焼肉、みそ・醤油ラーメンなどの色が濃いものそしてチョコレートも控えましょう。 そして、あまり知られていませんがトマトなどの色の濃い野菜、ぶどう・イチゴなどの色の濃い果物も控えるようにして下さい。